2024-03-30 知らない町 詩 カバンの中には 文庫本とかりんとう 紙パックの オレンジジュースを買って飲む 野良猫がやって来て そっと私の影の上に寝ころんだ 少しほこりっぽい頭をなでる 夕暮れが 電車の音をあたためていく