玄関から出ると 靴底をきしきしと鳴らせるもの 空の砂だ 手で拾い集めて瓶に入れる グレーがかった薄い水色 空の砂だからって 特別キレイなものでもない 玄関前には空の砂の瓶がずらりと並ぶ 毎日、砂だらけの手の平を見つめながら考える どうして僕の人生だ…
眠れない夜は 君の中に静かに響く 木星の音を聴くのです すべての色をつつんだ音が 深く波紋を揺らすのです 音は夜をつやめかせ 闇を銀河の毛布に変えました ふたりで一緒にくるまって そっと眠りについたのです
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