2024-05-04 空の味 詩 空をなつかしく思う時 小さく光った味がする 小さな頃をなつかしく思う時は 甘くしみこむ空の味 空をすくうためのスプーンなんて とっくにないけど 思ってたほどさみしくない 透明な問いから生まれた 小さなスプーンよりも光るもの 手の中で静かに歌いはじめる 日々を甘い味に変えていく 金色の歌 その中に きっと君はいるんだろう