SORANORINGO

詩と日々。

新しい歌が帰っていく場所

誰も気づかなかった音

しずかに帰っていった

ねむりのうらの草原へ

誰も気づかなかったけど

悲しんではいないみたい

音に金の粉をすべらせて

そっと風にたくしたよ

 

誰も気づかなかった音

音が鳴りはじめる前の音

ガラスのにおいをさせながら

君のとこにも届いたら

ねむりのうらの草原の

扉が優しく開くだろう